- 車を売却するときクレームガード保証は付けたほうがいいのか?
- 車売却時のクレームガード保証とは何なのか?
- ガリバーやビックモーターのクレームガード保証をつけるとどんな効果があるのか?
- 車を売却するときにどんなトラブルやクレームが発生するのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では車売却時におけるクレームガード保証について詳しく説明していきます。
1.車売却時のクレームガード保証とは?
そもそも車売却時におけるクレームガード保証とはいったいどんなものか知っている人は少ないと思います。
簡単に分かりやすく説明すると
「売却した車に不具合が見つかりクレームがあった場合、本来であれば損害賠償をするけれど、クレームガード保証に入っている場合には損害賠償請求をしない」
というような内容です。
特に請求される可能性が高いのが、故障や修理を意図的に隠していた場合です。
余計なトラブルを防ぐためにも故障している場合や修理した場合には査定時に伝えておいた方がいいです。
ちなみにプロが見れば故障や修理は一発で分かるので、隠す意味もありません。
車を高く売却したい気持ちも分かりますが、隠しても特にメリットはないということです。
この保証はすべての車買取店にある補償ではなく、ガリバーやビッグモーターなどの大手の業者で扱われています。
クレームガード保証への加入は義務ではなく任意です。
そのため契約を結ぶときに説明を受けた場合、入ろうかどうか迷う人が多いと思います。
クレームガード保証をつけるべきかについて詳しく解説していきます。
2.車売却時にクレームガード保証は付けるべきか?
「車を売却してクレームがあるなら心配だ」
「余計なトラブルに発展してほしくないしどうしよう」
という不安がありますが、このクレームガード保証は付けたほうがいいのでしょうか?
結論を言いますと、車売却時にクレームガード保証は基本的には付ける必要はありません。
査定をする人はプロなので車の故障や不具合がある場合には、査定の時点で発見します。
そのあとになってから発覚するというケースは非常にまれなケースなのです。
ちなみにクレームガード保証の加入金はどれくらいかかるのかについては以下の表にまとめました。
車両の売買契約金額 | 国産車 | 輸入車 | 限度保証額 |
10万円まで | 4,900円 | 4,900円 | 100万円 |
10万円~20万円 | 5,900円 | 6,900円 | 100万円 |
20万円~30万円 | 6,900円 | 7,900円 | 100万円 |
30万円~40万円 | 7,900円 | 9,900円 | 100万円 |
40万円~50万円 | 8,900円 | 11,900円 | 100万円 |
50万円~100万円 | 9,900円 | 14,900円 | 100万円 |
100万円~150万円 | 11,900円 | 17,900円 | 100万円 |
150万円~200万円 | 13,900円 | 20,900円 | 100万円 |
200万円~250万円 | 15,900円 | 23,900円 | 100万円 |
250万円~300万円 | 18,900円 | 26,900円 | 100万円 |
300万円~ | 21,900円 | 29,900円 | 100万円 |
万が一のことを考えるとどうしても不安という場合には、保証を付けるのもありかもしれません。
ただその場合には、保証料を車の査定額から引いた金額で他の買取業者の査定額を比較をしてください。
例えば、
A社:100万円
B社:80万円
C社:94万円
というような査定額が出た場合、A社に売却をすると思います。
A社とC社の差を比べても6万円あるので、仮にクレームガード保証(およそ1万円)を付けても+5万円の計算になります。
1万円で安心を買うという感じです。
ただあくまで覚えておいてほしいのは、後から故障が発覚してクレームが発生するのはまれなケースということです。
特殊な事情がない限り、クレームガード保証は付ける必要はありません。
3.車売却時にクレームガード保証を付けたほうがいい場合とは?
車の故障や不具合が後から見つかることはまれではありますが、0とは言えません。
相手も人間なのでミスをすることもあります。
そういった場合に、クレームが出て損害賠償を請求される可能性があります。
そこで念のためにクレームガード保証に入っておいた方がいい場合について説明していきます。
・他の業者と比べて大幅に高額な査定額を提示したとき
他の業者と比べて大幅に高額な査定額が提示された場合、査定した人が故障や修理歴を見落としている可能性があります。
もちろんその車の販売を得意としている車買取業者の可能性もあります。
そういった当たりの車買取業者なら他の車買取業者よりも何十万円も高くなることは珍しくありません。
ただクレームガード保証に加入する料金を考えても十分にプラスになるので、入っておいて損はないでしょう。
・中古で購入した車で過去の故障歴や修理状況が把握できない時
新車であれば自分がずっと乗っているので故障したのかどうか、修理したかどうかなどをはっきりと覚えていると思います。
過去に故障や修理がなければ、後からクレームが来る可能性は非常に低いです。
しかし、中古で購入した車の場合、過去の情報がよく分かりません。
中古車販売店や自分では気付けなかった、故障や修理があるかもしれません。
なので、クレームガード保証を計算に入れても、査定額が高くなるようでしたら加入しておいたほうが安心です。