- 傷やへこみのある車は修理後に売却したほうがいいのか?
- 傷やへこみがある車はどれくらい買取価格が安くなるのか?
- 傷だらけの車はほとんど価値がなくなるって本当?
- 傷やへこみのある車を高く買い取ってもらうためのポイントとは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では傷やへこみのある車の売却について詳しく説明していきます。
そこで傷やへこみのある車の売却について詳しく解説していきます。
1.車の傷やへこみがあるとどれくらい査定額が安くなるのか?
傷やへこみがどれくらい車の買取価格に影響するかは、傷の深さと大きさが主に関係してきます。
JAAIの査定の基準によると
爪が引っかかるくらい深い傷の場合は減点の可能性が高いです。
爪に引っかからない程度の浅い傷の場合には5点減点となっています。
買取業者によっては減点なしの可能性も十分にあります。
大きさによる減額の目安はこちらです。
傷の減点数
- 傷の直径が1cm未満:減額なし
- 傷の直径が9cm未満:10点減点(1万円の減額)
- 傷の直径が9cm以上:20点減点(2万円の減額)
- 傷の直径が30cm以上:30点減点(3万円の減額)
へこみの減点数
- へこみの直径が1cm未満:減額なし
- へこみの直径が9cm未満:10点減点(1万円の減点)
- へこみの直径が9cm以上:交換に必要な減点
へこみが9cm以上の場合はその部品は交換することになるので、交換にかかる費用分の減点となります。
傷やへこみ1つの当たりこれくらいの減額がされると思っておきましょう。
当然複数の傷がある場合は、それだけ査定額が減額されるので注意しましょう。
2.傷やへこみのある車は修理後に売却したほうがいいの?
上で紹介したように傷やへこみのある車と査定額が安くなってしまいます。
そのため修理してから売却したほうが高く売れるのではないかと思うかもしれません。
しかし、傷やへこみのある車は修理せずに売却したほうがいいです。
傷やへこみを修理しても、その修理代分の査定額アップは期待できないからです。
例えば、修理代に10万円かかった場合、修理することで10万円査定額がアップすることはまずありません。
よくても2~3万円程度で、悪ければ一切査定額がアップしないこともあります。
結局傷やへこみを修理をしたら、修理代分損するケースがほとんどなんです。
なので、傷やへこみがある車でも下手に修理をせず、そのまま車買取業者に売却しましょう。
ただ傷やへこみがある車でも少しでも高く売りたいですよね。
実は傷やへこみがどう査定額に影響するかは、買取業者ごとに異なります。
- A社:この程度の傷なら減額なし
- B社:この傷だと1万円の減額
- C社:この傷だと2万円の減額
という風に意見が分かれることも珍しくありません。
なので、買取業者に売る場合には複数の業者の査定額を比較することで車を高く売ることができますよ。
複数の業者の査定額を比較したいときには、一括査定サイトを使うことで簡単に依頼ができますよ。
こちらの一括査定サイトを使ったことで20万円以上高く売ることができた人が続出しています。
3.車の傷やへこみの修理代はいくらかかる?
車の傷やへこみを修理しても、修理代分以上の査定額アップは期待できないので基本的にはお勧めしません。
ですが、もし修理した場合どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
修理代は傷の大きさ、どの場所に傷ができたかによって異なります。
参考値として10cm×10cmの傷で見積もりをシミュレーションしてみました。
- ドア:30,000~40,000円
- バンパー:15,000~25,000円
- ボンネット:30,000~50,000円
- ルーフ:35,000~50,000円
- フレーム:25,000~35,000円
- エアロ:5,000~10,000円
へこみの場合の相場も載せておきます。
- サイドステップ:2~3万円
- サイド:2~5万円
- 側面:4~6万円
- 天井:3~5万円
- トランク:5万円
- フロント:3万円
- 屋根:3~5万円
傷やへこみが複数ある場合には、修理よりもその部品を交換したほうが安くなるケースもあります。
ただいずれにしても、修理をしても修理代分の査定額アップは見込めないので、売約前に修理を依頼しないほうがいいですよ。
4.素人が傷やへこみを修理しないほうがいい!
傷やへこみを修理しても、修理代が高くて損をすることが多いわけですが、
「ちょっとした傷なら修理屋さんに頼まずに自分で修理すればいい。それならコストがかからない」
と思うかもしれません。
しかし、素人が修理すると塗装にムラができる可能性が高いです。
ムラのひどさによってはマイナス査定の可能性もあります。
そもそも素人が簡単に修理できるくらいのことはプロがやれば一瞬できれいに仕上がります。
大してコストがかかるところではないのです。
下手に修理をしてマイナス査定になるよりも、今のままの状態で査定に出したほうがいいですよ。