- 車売却時にオプションパーツは査定額に反映されるのか?
- 車を下取りに出すときオプションパーツは付けたままがいいのか?外したほうがいいのか?
- 車売却するときどんなオプションパーツが査定額アップにつながるのか?
- 車買取業者によって評価するオプションパーツは異なるのか?
- オプションパーツはどの程度車の下取り価格に影響するのか?
などいろいろと気になることがあると思います。
そこでこの記事では車売却時のオプションパーツについて詳しく説明していきます。
1.車売却時にオプションパーツは査定額に影響するのか?
車を売却しようと思ったときにオプションパーツをどうするのかって悩みますよね。
オプションパーツが査定額に影響するなら、付けたまま売却することを考えるかと思います。
結論を言いますと、オプションパーツによって査定額への影響度は変わります。
査定額アップにつながるオプションパーツもあれば、査定額アップにつながらないオプションパーツもあります。
どういったオプションパーツが査定額アップにつながりやすいのかを見ていきます。
・メーカーオプション(純正オプション)は査定額アップにつながりやすい
一言でオプションと言っても、3つの種類に分かれています。
- メーカーオプション・・・車の製造の段階でつけるオプション
- ディーラーオプション・・・ディーラーでつける車メーカーのオプション
- 社外オプション・・・カー用品店などで買った車メーカー以外のオプション
「メーカーオプション > ディーラーオプション > 社外オプション」
の順で査定額アップにつながりやすいです。
メーカーオプションは後から付けることができないので、その分希少価値が高くなります。
また車のデザインとの統一感があり、他の機能と連動しているなどの使い勝手もいいので、中古車市場でも人気が高くなるんです。
「新車でオプションをつけると高くなって買えないけど、中古車なら手を出せる」という人も多いですからね。
社外オプションは後から付けることができるので後になって欲しくなったオプションをつけるという人も多いでしょう。
しかし社外オプションはそれほど価値が高くありません。
社外オプションはメーカーの純正品と比べると質が下がることも多いため査定額アップにはあまり貢献しません。
メーカーオプションやディーラーオプションは付けておくと査定額アップが見込めますが、社外オプションはあまり査定額アップに貢献しないと思っておいた方がいいです。
2.車売却時にプラス査定になるパーツやオプションは?
それでは具体的にどんなオプションパーツが査定額アップにつながるのかを見ていきます。
※査定額アップの基準はJAAI(日本自動車査定協会)の基準を参考にしています。
・タイヤ
タイヤの場合は、溝が5mm以上残っていると査定額がアップします。
タイヤの溝が5mm以下の場合は査定額には影響しません。
またタイヤのインチが大きいほど査定額がアップします。
ちなみにスタッドレスタイヤは査定額アップにつながりません。
普通に車に乗っている場合には溝の残りは5mm以下になっていることが多いです。
新品のタイヤを使っているという場合以外には査定額アップは見込めないと思ったほうがいいです。
詳しくは「車売却時におけるタイヤの査定額への影響について」で解説しています。
・アルミホイール
JWL、VIAマーク付きのホイールで、デザインやサイズや規格がそろっている場合、査定額がアップします。
アルミホイールが付いていても品質が悪いものだと査定額アップにつながらないので注意してください。
詳しくは「車売却時におけるアルミホイールの査定額への影響について」で解説しています。
・カーナビ
カーナビは今となっては付けている人も多いオプションパーツの一つだと思います。
ただカーナビの査定額アップの基準はかなり厳しいです。
インダッシュタイプのHDD型とメモリー型の場合は査定額がアップします。
外付けの場合は査定額に影響しません。
もし次の車にカーナビがないなら外付けのカーナビは取り外して次の車でも使ったほうがお得ですね。
詳しくは「車売却時におけるカーナビの査定額への影響について」で解説しています。
・革シート(レザーシート)
革シートの場合はメーカーオプションとなるので価値が高いです。
また電動リクライニングやシートヒーターなどの機能も付いていることが多いため車に乗った時の快適さがアップします。
どれくらい査定額がアップするかは以下の表にまとめました。
クラス\年もの | 当・1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ |
特 | 110 | 70 | 40 | 30 |
Ⅰ・Ⅱ | 90 | 50 | 30 | 20 |
Ⅲ・Ⅳ・軽 | 40 | 30 | 20 | 10 |
※1点=1000円
この評価には人工皮革も含みます。
ただあまりにも奇抜な組み合わせだと中古車市場において人気がなくなるため査定額が上がらない可能性もあります。
またハーフレザー・コンビシート(両側レザー・中央モケット)の場合は布として扱われるので査定額はアップしません。
・サンルーフ(電動式)
サンルーフはメーカーオプションとなるので価値が高いです。
付いていると他にはない解放感を味わうことができ、意外と人気が高いオプションパーツです。
どれくらい査定額がアップするかは以下の表にまとめました。
クラス\年もの | 当・1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ |
特・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 70 | 50 | 30 | 20 |
Ⅳ・軽 | 30 | 20 | 10 | 0 |
※1点=1000円
・オートスライドドア・パワーバックドア
オートスライドドアやパワーバックドアが付いているとドアの開け閉めが楽になります。
特に大きなドアとなると子供やお年寄りには開けにくいので、ファミリー向けのミニバンなどでは人気が高いですね。
どれくらい査定額がアップするかは以下の表にまとめました。
クラス\年もの | 当・1年 | 2~ |
1か所 | 20 | 10 |
※全車種・全クラス共通 1点=1000円
・安全装備
JAAIの基準では細かく査定額アップの点数が決まっているわけではありませんが、安全装備が付いていることで事故を起こしにくくなるので価値が高くなります。
衝突軽減ブレーキ、レーザークルーズ、レーンキープアシストなどの自動運転の技術が使われていると査定額アップにつながりやすいです。
・オーディオはプラス査定はなし
車の中のオーディオ設備を整えている人も多いかと思いますが、オーディオ関係はほとんど査定額アップは期待できません。
中古車市場においてもオーディオを優先する人ってあまりいないので、価値も低くなってしまいます。
付けておいてマイナス査定ということにはなりませんが、プラスされないので外して次の車で使うのもいいと思います。
3.車売却時にオプションパーツは付けたほうがいい?外したほうがいい?
結論を言いますと、オプションパーツによります。
メーカーオプションの場合は取り外すことが難しいですし、査定額アップにつながるので基本的には付けたまま売ってしまうのがいいでしょう。
ディーラーオプションや社外オプションは取り外しも比較的簡単なので、取り外して個別に売るという方法もあります。
例えば、外付けのカーナビなど取り外しが簡単なものであれば、外して次の車で使ったり、売ってしまうのも一つの手です。
パーツの買取専門店やヤフオクなどを使ってお金に買えましょう。
車を高く売りたいときオプションによる査定額アップを狙うことも大切ですが、それよりも重要なのは車を高く買い取ってくれる買取業者を見つけることです。
業者が違うだけで30万円以上も査定額に差が出ることもあります。
車を売るときには多くの人が高額買取に成功しているこちらの一括査定サイトを使うことをお勧めします。
車を売却する予定があるなら、とりあえず一括査定サイトを使って相場だけでも調べておくことをお勧めします。