- リコール対象車でも売却することはできるのか?
- リコール対象車だと下取りに出しても値段が安くなってしまうのか?
- 自分の車がリコール対象車か調べる方法とは?
- リコール対象車で修理しないで放置していた場合査定額はどうなるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではリコール対象車の売却について詳しく説明していきます。
1.リコール対象車を売却することはできる?
リコール対象車となるとなんだか不具合のある車ということで売却できるか心配ですよね。
リコール対象車でも売却することはできるのでしょうか?
結論を言いますと、リコール対象車であっても問題なく売却することができます。
そもそもリコールとは、メーカー側のミスによって発生する不具合を修理するための制度です。
その費用は無料で保証期限が過ぎている車も対象となっています。
車の所有者に責任があるわけではないので、売却する場合には特に問題はありません。
また国土交通省が出しているデータによりますと
平成28年度には364件のリコールがあり、1500万台以上の車が対象となっています。
このデータを見てわかる通りリコール対象車というのは珍しい車というわけではありません。
そのすべてが売却できないとなると中古車市場も縮小してしまいますよね。
2.リコール対象車を売却するとき査定額は下がるのか?
リコール対象車でも売却することができるわけですが、そのとき査定額は下がってしまうのでしょうか?
不具合を修理するわけですから、そのせいで査定額が下がってしまいそうな感じがしますよね。
でも、安心してほしいのはリコールによる修理では査定額に影響しません。
車買取業者としてもリコール対象はすべて把握していますし、どんな不具合があってどんな修理が行われるかを把握しています。
そのため査定をするときに修理してあっても「これはリコールによる修理だな」というのが分かります。
リコールによる修理もその車の特徴みたいな感じなので、特に査定額には影響しません。
ただリコールが必要なほど欠陥があったというのは、その車種のイメージが悪くなります。
車の査定額は、中古車市場での人気に左右されます。
人気が下がって売れにくい車になってしまうと、査定額が安くなってしまいます。
リコールのせいで直接的に査定額が下がるわけありませんが、中古車市場において人気がなくなった結果、査定額が下がるという可能性があると覚えておいてください。
・リコール対象車なのに修理を放置していた場合には査定額が下がる可能性も
リコールの対象で修理をしているのは特に問題にならないのですが、気を付けたいのはリコール対象車なのに修理を受けていない場合です。
この場合はきちんとメンテナンスされていないということから査定額が下がる可能性があります。
なので、リコール対象車だということが分かった時点で早めに修理をしてもらったほうがいいですよ。
車を売却する直前にリコールが発覚した場合であれば、査定額には特に影響しないと思います。
3.リコール対象車かどうか調べる方法は?
リコール対象車になった場合、新車で購入したのであればディーラーからハガキが送られてきます。
なので、自分の車がリコール対象車か把握している人は多いです。
ただ中古車で購入した場合は、ディーラーが所有者を把握することができないのでハガキが送られてきません。
そのためリコール情報の把握が難しくなってしまいます。
中古車で購入した車がリコール対象になっているのか確認したい場合には、国土交通省が公開している「リコール情報検索」を使ってチェックしましょう。
もちろん中古車であってもリコールの修理は無料でやってもらえますし、リコールの修理に期限はないのでいつまでも受け付けてもらえます。
リコールの不安がある場合には一度チェックしてみてください。