- 車を売却するときにスペアキーは必ず必要か?
- 車を売却する前にスペアキーを紛失してしまったらどうすればいいのか?
- スペアキーを紛失した場合、車の査定額は下がるのか?どれくらい安くなるのか?
- 車を売却するときにスペアキーは記念にとっておくことはできる?必ず渡さなければいけないのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では車売却とスペアキーについて詳しく説明していきます。
1.スペアキーがないと車を売却できないの?
普段車に乗っているときはメインのカギを使っていて、スペアキーは家のどこかに保存しておくという人が多いと思います。
ただスペアキーは一度しまってから売るまで一度も使わないという人も多いと思います。
そうなるとどこに置いたのか忘れてしまったり、何かの拍子になくしてしまった可能性もありますよね。
そんな場合でも車を売ることができるのでしょうか?
まず結論から言いますと、スペアキーがない状態でも車を売ることは可能です。
車の買取で重視されるのは車の本体で、スペアキーはおまけ扱いなので、なくても車を売ることができます。
防犯という観点からみると、スペアキーをなくしたというのはマイナスな点なように思えます。
ただ実際問題、車のカギを拾ったとしてもどの車のカギか分からないので、探し出すことは困難です。
片っ端から試せば偶然当たるかもしれませんが、そんなことをやっていたら怪しまれます。
なので、スペアキーをなくしたからと言って車を売るときにはあまり心配する必要はありません。
2.スペアキーがないと査定額は安くなる?新しく用意したほうがいいの?
スペアキーがなくても車を売ることはできますが、査定額が安くなる可能性はあります。
買取店としては、できる限り安く買い取りたいと思っています。
理由をつけて安くできるポイントを見つけたら、そこを突いてくる可能性があります。
中にはスペアキーがなくても、それほど減点しない買取業者もあるので、なるべく高く買い取ってくれる買取業者を見つけることが大切です。
ただスペアキーの中でもスマートキー、イモビライザー付きのカギをなくすと減額の可能性が高くなります。
JAAI(一般財団法人日本中古車査定協会)でも、チェックシートの中にオプションパーツ等の装備についてのチェックポイントがあります。
リモコンキーがないとなると減点の対象となっており、1個当たり20点の減点となっています。
1点当たり1000円となっているので、およそ2万円の減額がされることになります。
ただリモコンキーの種類によって減額の金額が異なる場合もあります。
高性能なリモコンキーほど減額の金額が大きくなると思ってください。
・スペアキーを紛失した場合は、車を売却する前に新しく作ったほうがいいのか?
「車の査定額が安くなるなら、スペアキーを作ったほうがいいのでは?」
と考えるかもしれません。
キーレスエントリやスマートキー、イモビライザー搭載車などの電子情報を登録する必要があるスペアキーの場合には最低でも2万円かかることが多いです。
高性能なものだと10万円近くかかることもあります。
手間をかけて新しく作っても、その分査定額が高くなるわけではないので、新しく作る必要はありません。
3.車を売却するときスペアキーは必ず渡さなければいけないのか?
記念にスペアキーをとっておきたいという人はたまにいます。
そういった場合「スペアキーをなくしてしまった」と嘘をついて渡さないということはできます。
しかし、スペアキーを所持しているのであれば、基本的にはすべて売却時に渡したほうがいいです。
法的な拘束力はないですが、他人の車に乗ることができるカギを所持するのは倫理的によくありません。
買取価格も安くなってしまうので、スペアキーの提出を買取店などに求められたときにはきちんと手渡すようにしましょう。