- 車を売却するときホイールの種類によって査定額はアップするのか?
- 車を売却するとき純正ホイールをとっておく必要性はあるのか?
- 車を下取りするときアルミホイールがついていると下取り価格はアップするのか?
- 社外製ホールで車を売却すると、買取価格が安くなるって本当なのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では車売却時のホイールについて詳しく説明していきます。
1.車売却時にホイールが与える影響は?
「車のタイヤを交換したときに一緒にホイールも交換した」
「ホイールのデザインをカッコ良くするために変えた」
このような場合車を売却するときホイールが査定額にどう影響するかって気になりますよね。
「純正品のホイールがあるなら交換したほうがいいか?」などいろいろな点があるかと思います。
JAAI(日本自動車査定協会)の査定基準ではホイールも査定額に影響します。
特に気を付けたいのは減点です。
- うすい擦り傷、くすみがある場合は、価値減点
- 傷、腐食、亀裂、変形等の欠陥がある場合は交換
- デザイン、サイズ、規格が異なる場合は交換
という決まりになっています。
また基本的にはホイールの径が大きいものほど査定額への影響が大きくなります。
どれくらい減点されるかについては以下の表にまとめました。
ホイール径 | 価値減点 | 交換点数 |
19以上 | 12 | 47 |
18 | 10 | 38 |
17 | 8 | 32 |
16 | 7 | 29 |
15 | 6 | 23 |
14 | 5 | 21 |
13以下 | 5 | 20 |
参考)JAAI査定基準 ※1点=1000円
1本当たりの減点となるので、4本とも状態が悪ければ4倍減点されてしまうので注意してください。
どんなホイールをつけていても、状態が悪いものは減点されてしまいます。
逆に言えば。状態がいいものであればどんなホイールでも減点されません。
2.車売却時にメーカー純正オプションのアルミホイールをつけている場合はプラス査定される
JWL、VIAマーク付きのホイールで、デザインやサイズや規格がそろっている場合は、加点されます。
どれくらい加点されるかは以下の表にまとめました。
インチ\年もの | 当・1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ |
19以上 | 90 | 70 | 50 | 30 |
18 | 80 | 60 | 40 | 20 |
17 | 70 | 50 | 30 | 10 |
16 | 60 | 40 | 20 | 5 |
15 | 45 | 25 | 15 | 0 |
14 | 40 | 20 | 10 | 0 |
13 | 35 | 15 | 5 | 0 |
参考)JAAI査定基準 ※1点=1000円
加点の場合は4本まとめての加点となります。
減点の場合は1本ごとですが、こちらは4本まとめての点数なので注意してください。
メーカー純正オプションのアルミホイールはデザインや品質が高く、この条件に当てはまることが多いので査定額が高くなることが多いです。
なので、メーカー純正のホイールがある場合にはそちらを装備して売却するほうがいいでしょう。
3.社外製ホイールだとマイナス査定されるって本当?
よく社外のものだと査定額が安くなると言われていますが、一概に社外製のホイールだからと言って査定額が安くなるわけではありません。
状態が悪ければ減点され査定額は安くなってしまいます。
しかし、状態がよければ減点はされないのでプラスマイナス0という感じです。
しかし社外製のものだと、デザインが合わなかったり、サイズや規格が異なる場合があります。
そうなるとそのホイールは交換する必要があるので、減額されてしまうのです。
また安物のアルミホイールの場合、傷や腐食、変形などが起こりやすく、そういった意味でも交換の必要性が出てきてしまいます。
このような理由から社外製ホイールだと査定額が安くなりやすいと言われているのです。
純正品アルミホイールであれば、デザインが合わないこともありませんし、サイズや規格が違うなんてミスも起こりません。
そのため減額されるリスクが小さいです。
タイヤと一緒にホイールも交換した場合、純正品のホイールがあればそれと交換しておくと減額されにくくなります。
ただ気を付けたいのは純正品ホイールだからと言って、必ず査定額がアップするわけではありません。
薄い擦り傷やくすみがあれば、価値減点となりますし、交換が必要な場合も減点されます。
純正品のホイールは減点される可能性が低いというだけなので注意してください。