- 自動車保険のASV割引の対象となっている車とはどんな車なのか?
- 自動車保険で車に安全装置がついていると割引してもらえるのか?
- 車に自動ブレーキがついている場合自動車保険はいくら安くなるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では自動車保険のASV割引について詳しく説明していきます。
1.自動車保険のASV割引の対象となっている車の種類とは?
自分の乗っている車はASV割引で自動車保険を安くすることができるのだろうか?と疑問に思う人も多いと思います。
どんな車がASV割引の対象となるのかと言いますと
- 自家用普通乗用車・自家用小型乗用車の場合は「AEBを装着する車で発売後3年以内」
- 自家用軽四輪乗用車の場合は「AEBを装着している車」
となります。
ASV技術には大きく分けると3つの分類があります。
- 被害軽減ブレーキ(AEB)
- レーンキープアシスト
- 定速走行・車間距離制御装置(ACC)
この中で、自動車保険のASV割引が効くのはAEB(被害軽減ブレーキ装置)のみとなっています。
AEBはいわゆる自動ブレーキシステムのことだと思って大丈夫です。
具体的なAEB搭載車種
- 日産 セレナ ハイウェイスター(発売年月:2016年8月~)
- スバル インプレッサ 2.0i-L EyeSight / XV(発売年月:2016年10月~)
- トヨタ C-HR G(発売年月:2016年12月~)
- マツダ CX-5 XD PROACTIVE(発売年月:2017年2月~)
- ホンダ N-BOX G Honda SENSING(発売年月:2017年9月~)
・なぜ自動ブレーキシステムがついていると、自動車保険料が安くなるのか?
ASV技術の中でも特に自動ブレーキシステムが重要視されています。
自動ブレーキシステムがある車とない車を比較した場合
- 車同士の追突事故:約80%減少
- 対歩行者事故:約50%減少
- 全体:約60%減少
と明らかに交通事故が起こる数が減少しているのです。
自動車保険では、交通事故が起こる可能性が低くなればなるほど、損害賠償によって支払う金額が減ります。
損害賠償によって支払うお金を減らすことができれば、保険料を安くしても利益を出すことができます。
そのため交通事故を起こしにくい車については、自動車保険料を安くすることができるのです。
2.自動車保険のASV割引では保険料はいくら安くなるのか?
自動車保険のASV割引は一律9%の割引率となっています。
例えば、自動車保険料が5万円の場合は、4500円の割引となります。
車種によって自動ブレーキの性能が異なるので、割引率が一緒というのはどうかと思いますが、今のところ具体的なデータも少ないので、一律9%の割引率になっているのだと思います。
また今後、自動ブレーキの性能の向上によってさらに保険料が安くなることもあると思います。
3.ASV対象車であるならば、自動車保険会社は比較することが大切です。
今のところASV割引は一部の保険会社でしか対応していません。
例えば、
- ソニー損保
- 東京海上日動
- 三井住友海上
- 損保ジャパン日本興亜
- あいおいニッセイ同和損保
- SBI損保
※今後ASV割引対応の保険会社は増える可能性が高いです。
せっかくASV搭載の車に乗っているのにもかかわらず、ASV割引を実施していない保険会社を選んでしまうとその分自動車保険料が高くなってしまいます。
それはもったいないので、ASV割引のある自動車保険会社を選ぶことをお勧めします。
ただASV割引も大切ですが、自動車保険を選ぶときにはそれ以外の補償内容なども大切です。
なので、自分の求める補償内容を含めつつ、実際に保険料を比較することをお勧めします。
ASV搭載の車に乗っているのであれば、一度自動車保険を見直してみることをお勧めします。
途中での変更する場合でも、経過していない月数に関しては還付されるので、早めにお得な自動車保険に切り替えることをお勧めします。