- 自動車保険の等級による割引率とは?
- 自動車保険を新規で契約するときの等級は?
- 2台目の車の自動車保険を契約するとき等級はどうなるのか?
- 自動車保険で等級が下がる原因は何なのか?
- 自動車保険の等級の確認方法は?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では自動車保険の等級について詳しく説明していきます。
1.自動車保険の等級(ノンフリート等級制度)とは?
自動車保険のノンフリート等級制度とは、等級によって自動車保険料が変わる制度のことを指します。
1等級~20等級まであり、等級の数字が大きくなればなるほど、保険料が安くなります。
逆に等級が数字が小さくなると、通常よりも割引率が下がるどころか、割増料金で保険料を支払うことになります。
1年間、保険を使うような事故がなければ、翌年は等級が一つ上がります。
保険を使わなければ、どんどん保険料が安くなるという仕組みになっています。
・自動車保険を始めて契約するときには6等級から
自動車保険を始めて契約するときには、等級は6等級からとなります。
また2台目の車の自動車保険の契約を結ぶときには、新規契約扱いになり6等級からが基本です。
車を買い換える場合であれば、新しい車の自動車保険は等級を引き継いで契約することができます。
しかし、2台以上同時に車を所有する場合には、2台目の自動車保険は6等級からとなります。
2台目の車の自動車保険は1台目の車の自動車保険と一緒である必要はないので、その車にあった保険会社を選ぶことをお勧めします。
2.自動車保険の等級による割引率とは?
自動車保険の等級による割引率は以下の表にまとめました。
等級 | 事故有 | 無事故 |
20等級 | -44% | -63% |
19等級 | -42% | -55% |
18等級 | -40% | -54% |
17等級 | -38% | -53% |
16等級 | -36% | -52% |
15等級 | -33% | -51% |
14等級 | -31% | -50% |
13等級 | -29% | -49% |
12等級 | -27% | -48% |
11等級 | -25% | -47% |
10等級 | -23% | -45% |
9等級 | -22% | -43% |
8等級 | -21% | -40% |
7等級 | -20% | -30% |
6等級 | -19% | |
5等級 | -13% | |
4等級 | -2% | |
3等級 | +12% | |
2等級 | +28% | |
1等級 | +64% |
3.自動車保険の等級はどんな場合に下がるのか?
自動車保険の等級が下がるのは、自動車保険を利用した場合となります。
簡単に言うと、交通事故を起こして自動車保険を利用したら等級が下がると思ってください。
交通事故を起こした場合には、基本的に3等級ダウンすることになっています。
例えば、
- 交通事故を起こして相手をケガさせてしまい対人賠償の保険金が支払われた
- 交通事故で物を破壊してしまい対物賠償の補償金が支払われた
- 電柱に車をぶつけて車両保険を利用した
などの場合は、3等級ダウンすることになります。
しかし、車両保険を利用するだけの場合には1等級ダウンで済むケースもあります。
例えば、
盗難、台風や洪水、いたずらなどによる車両保険を利用した
という場合であれば、1等級ダウンになります。
交通事故を起こしていないのであれば、それほど何千万、何億というお金がかかることがないので、等級ダウンの幅も小さいのでしょう。
またノーカウント事故であれば、自動車保険を利用しても等級がダウンしません。
例えば、
- 弁護士費用
- 個人賠償特約
- ファミリーバイク特約
などの場合は、ノーカウント事故となり、利用しても等級が下がることはありません。
他の事故を起こさなければ、翌年には等級が上がることになります。
4.自動車保険の等級の確認の仕方とは?
自動車保険を契約するときには、今の等級がいくつなのかによって保険料が大きく変わってきます。
保険会社の保険料を比較するときに、等級を確認しておきたいという人も多いと思います。
自動車保険の等級を確認するときには「保険証券」を確認してください。
自動車保険を契約したのであれば、保険会社から保険証券が送られていると思うので、それを確認するのが最も手っ取り早いです。
もし保険証券を紛失してしまった場合には、保険会社に電話で聞くことができます。
その時には契約者の名前と車のナンバーが必要になるので、車のナンバーをあらかじめ控えておいて電話をかけるといいですよ。