- 自動車保険の車両保険の全損特約とは?
- 自動車保険の車両全損修理時特約の補償の条件とは?
- 自動車保険を契約するとき車両全損修理時特約は付けた?ほうがいいのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では自動車保険の車両全損修理時特約について詳しく説明していきます。
1.自動車保険の車両全損修理時特約とは?
自動車保険の車両全損修理時特約とは、交通事故を起こったときに車両保険の保険金額以上の修理代が発生するとき、差額の修理代を支払ってもらえる特約になります。
例えば、交通事故を起こして修理代が80万円かかるとします。
この時車の価値が50万円しかない場合、車両保険では50万円までしか補償されません。
車両保険では全損の場合は、その車と同等の補償をすればいいことになっているので。
そのためもし車を修理するのであれば、30万円自腹で支払う必要があります。
しかし、車両全損修理時特約をつけている場合には、自腹で支払う必要のある30万円も含めて支払ってもらうことができます。
車両全損修理時特約の補償限度額は保険会社ごとに異なりますが、30万円~50万円ほどになっています。
車両保険で支払われる保証金額にプラスして支払われる形になるので、車両全損修理時特約がついていれば、たいていの修理は保険金で可能になるでしょう。
2.自動車保険の車両全損修理時特約の補償の条件とは?
車両全損修理時特約の補償を受けるためにはいくつかの条件があります。
- 車両保険をつけている
- 初年登録年月から25か月超の場合
- 交通事故が起こった時に修理を行う場合
この3つが条件になっています。
あくまで車両全損修理時特約が使えるのは、事故が起こったときに修理をする場合です。
修理をしないで車を廃車にして買い替える場合には、車両全損修理時特約で保険金をもらうことができないの注意してください。
3.自動車保険の車両全損修理時特約には入ったほうがいいのか?
今乗っている車が大事で、修理をしてでも長年使っていきたい場合には、車両全損修理時特約をつけたほうがいいです。
交通事故で壊れたのであれば、廃車にして車を買い換えればいいという場合には、車両全損修理時特約は付ける必要がありません。
個人的には車両全損修理時特約の重要度はそれほど高くないので、付ける必要はないと考えています。
それなりに新しい車であれば、車両保険で十分に補償されます。
あくまで車両全損修理時特約で補償されるのは、通常の車両保険では補償されない修理代に限られます。
ある程度古い車になると、修理代よりも車の価値が低くなります。
そのため車両全損修理時特約が効果を発揮するのは、初年登録年月から7~8年以上の車だと思います。
7~8年車に乗っていれば、十分に車の買い替えを検討する時期でもあるので、個人的には車両全損修理時特約は付ける必要がないと思っています。
しかし、今乗っている車を大事にしており、修理代がかかってでも乗り続けたいのであればつけることをお勧めします。
車両全損修理特約に入ると保険料が上がってしまいますが、ある方法を使うことで保険料を安くすることもできます。
自動車保険料を安くする方法については「自動車保険の見積もり比較で相場より安い保険を選ぶだけは後悔する」の記事で詳しく説明しています。