車を購入する際にナンバープレートの番号は決められてきますよね。
あるいは希望ナンバーでナンバーを取得した方もいるかもしれませんね。
そのナンバーをふとした時に変えたいと思ったことはありませんか。
あるいは、すごくこだわりのある方なんかは希望ナンバーにしていますが、ひらがなの部分で再度希望ナンバーを取得される方もいます。
今回はどのようにすればナンバーを変えることが出来るかなど、変更手続きの方法や注意点をみていきましょう。
1.車のナンバーの変更方法の流れ
まず車のナンバー変更をするにはどのような流れで行うことが適当なのかをみていきましょう。
ちなみに一言で車と言っていますが、軽自動車と普通車では登録する機関が異なります。
軽自動車は軽自動車検査協会、普通自動車は陸運局になっています。
大雑把に分けて市区町村の管轄であるのか、都道府県の管轄であるのかの違いで、手続きの仕方に大きな違いはありません。
ただし、ご存知の通り普通車の後ろ側のナンバープレートは簡単に外されないように封印キャップが取り付けられているのでナンバーを変更する前にむやみに取らないようにしましょう。
では改めて簡単な登録ナンバーの変更の簡単な流れですが、
- 希望ナンバーの申請
- 軽自動車検査協会、または陸運局に行く
- 古いナンバーを取り外す
- 登録受付窓口に行く
- 新しいナンバーを取り付ける
というような流れがあります。
まず希望ナンバーの場合は希望ナンバーの申請が必要です。
これはインターネットでできます。
例えば希望ナンバーでも抽選の番号とそうでないものがあります。
1111のようなゾロ目や、・・・1などの一桁、さらに1122は人気のため抽選になっています。
週に一回抽選が行われ、外れたらまた次週、また外れたらさらに次週と、運が悪ければずっと当たらないままの状態が続きます。
車自体は到着して納車ができる状態でもナンバーがまだ届かないなんてケースも良くありました。
すでにナンバーを持っているということであれば当たってから変更する手続きに進めば良いので、新車の人よりも気持ち的に余裕はあると思います。
そして希望ナンバーが無事通った場合は変更したい車で軽自動車検査協会、または陸運局まで出向きます。
まず交換したいナンバーがついた車をいつも通り運転して軽自動車検査協会もしくは陸運局まで出向いてください。
着いてから現地で、もしくは自前のものがあればドライバーを使ってナンバーを取ります
普通乗用車の場合は封印がついていますので、封印の取り方はいくつかあります。
目安としてそのナンバーがついてから5年未満のものであればドライバーのNo.3をそのまま強く突き刺してネジと封印を押しながら回します。
そうすると回ってくれますので、外します。
ちなみに5年以上同じナンバーがついているようであれば固くなっていることがあるので、ドライバーのNo.2でまず穴を開け、その穴をラジオペンチで広げていくと簡単に取れます。
ナンバープレート前後2枚分を持って、ナンバー返納窓口で返却をします。
そのまま記入をした必要書類を持って登録受付窓口に行き提出をします。
検査証交付窓口にて新しい車検証を受け取り、次は自動車税申告窓口に行きます。
ここでは税金がしっかり収められていれば問題ないので、そのままナンバー交付窓口にてナンバーを受け取ります。
念のため、ナンバーが本当に自分のものであるのかを車検証と照らして同じであるかを確認しましょう。
ではネジとドライバーにてもう一度ナンバープレートを取り付け、封印専門のスタッフが必ず近くにいるので、その方に来てもらい、封印をしてもらいましょう。
ちなみに一部のディーラーではこの封印をそのディーラーの所定の場所であれば封印をしても良いという具合で許可をもらっているところもあります。
そうすると同じ作業をディーラーの人がする場合でも、車自体はディーラーの駐車場の中から出すことなく手続きを完了させ、封印は最終的にディーラーの中で行われることになるので、走行距離はほとんど入庫時と変わらないでしょう。
慣れていれば本当に簡単ではあるのですが、たとえ慣れていなくても軽自動車検査協会や陸運局の方に聞けば丁寧に教えてくれます。
2.車のナンバー変更に必要な書類は何?
車のナンバー変更の際には多少書類関係がややこしく感じてしまうかもしれません。
聞き慣れない言葉の連続でたじろいだり、面倒だなと思ってプロの人に任せたくなるとは思いますが今回はあえてご自身で経験をすることでより大きなステップができると思います。
ではここでは持ち物の確認をしていきましょう。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車登録番号標交付申請書(現地で買えます)
- ナンバープレート(現地で変えます)
- 手数料納付書(現地でもらえます)
- 自動車税申告書(5月ごろに支払った明細)
- 本人ではない場合は委任状
交付申請書に関しては数十円で手にすることができるので、しっかり揃えて一発での合格を目指しましょう。
3.車のナンバー変更にかかる費用はいくら?
車のナンバー変更にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
- 変更登録手数料350円
- 申請用紙代100円程度
- ナンバー代1500円程度
- 希望ナンバーの場合は希望ナンバーの料金4100円~5500円程度
つまり、およそ7500円あれば変更できます。
しかし、もしあなたが車屋さんで代行を行うと20000円~30000円程度かかります。
必要書類もご自分で集める必要がありますので、慣れるといつでもできることもあります。
ご自身で行かれる場合に比べてだいぶ高くなっているので、可能であれば自分で済ませたいですね。
4.車のナンバー変更を代行してもらうことはできる?
車のナンバー変更に際して代行はできるのでしょうか。
あらかじめ上記には少し触れましたが代行は可能です。
実際ディーラーでも実際のところはただの代行業者にすぎません。
ただ、ディーラーでするとある程度大丈夫であるということでだいたいどんなことでも信用がされています。
つまりその信用があるために封印をその工場で所定の位置であればつけても良いと許可をいただくことになったものだと思います。
また、ナンバーの変更は必ず平日でしかできません。
それは軽自動車検査協会も陸運局も平日しか稼働をしていないからです。
有給をとってナンバープレートの変更を自分でするのか、休みは取らずにある程度の費用を出してお願いするのか。
5.車のナンバー変更したら保険やETCなどの変更手続きを!変更しないとどうなる?
車のナンバーが無事変更されることができました。
さてそのあと何か手続きをする必要はあるのでしょうか。
例えば自動車保険(任意保険)には報告の義務があります。
何か車の変更があれば速やかに報告をするように、最初の契約で告知義務を負っているので、おそらく車検証をFAXをするように促されるでしょう。
保険会社によって多少手続きが違うこともあるので、まずは電話でどのようにすれば良いかの確認をお願いします。
次にETCはどうでしょうか。
ETC車載器はどんな車にどんな人が乗っているかというのを予め登録されており、それをもって運転することが望ましいです。
細かいことを言えば乗っている人が同じで車の車種も同じであればナンバーの変更だけであれば高速料金に違いはないので大きなことではないです。
しかし、読み取っているレーダーがこの車と車載器の情報が違うのだと認識されることになるので、何かの事故の時に捜査の邪魔にならないことを願いたい。
つまり、警察などは事件が起こった際には道路に散りばめられているナンバーを読み取るなどのことができるようになっていて、その登録が違うということは調べればすぐにわかってしまうことなのです。
ですので、何かが起こってからでは遅いと思ってでも早めに手続きをされることをオススメします。