- 車を長期間乗らない場合どうやって保管すればいいのか?
- 長期間車に乗らないなら廃車手続きをしたほうがいいのか?
- 車の保管場所はどこがいいのか?
- 長期間乗らないと車はどうなるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では長期間車に乗らない場合の保管方法について詳しく説明していきます。
1.車に長期間乗らないと車はどうなる?
- 長期間の海外出張で車に乗らなくなる
- たくさん車を所有しているがほとんど乗らない車がある
- 病気やケガで車を運転するのが困難になった
など車に長期間乗らなくなるようなケースもあると思います。
ただ車に長期間乗らないからと言って、放置の状態で保管するのはやめておいた方がいいです。
車に全く乗らないとなると、各パーツ劣化しやすいです。
そのため再び乗り始めたらいろいろな部分が故障して、修理代がかかるということも多いです。
例えば、そのままの状態で車を放置していると、バッテリーが上がってエンジンがかからなくなります。
車はある程度使っている方が劣化も少なく、いい状態を保つことができることも少なくありません。
また案外盲点なのが、毎年の自動車税です。
車に乗っていなくても車を所有していれば自動車税は支払う必要があります。
全く乗っていないのに自動車税だけ払うのってもったいないですよね。
自動車税を払いたくない場合には、一時抹消登録の手続きを行う必要があります。
このように車に長期間乗らないときでも、メンテナンスは必要ですし、廃車の手続きを行う必要があります。
正直、車の状態を保ちつつ車を保管するというのはとても手間がかかることなのです。
・放置していると車の価値は下がるから売却も一つの手段
車を長期間放置していると、車の状態がどんどん悪化します。
それに伴い、車の価値は下がっていきます。
1年、2年と車に乗る予定がないのであれば、一度車を売ってしまうのも一つの手です。
車を高く売れるうちに売ってしまい、また乗るときにはそのお金で買いなおすということができます。
それならメンテナンスの必要もないですし、税金が取られることもありません。
余計な出費の分を考えてると、売ってしまったほうがお得なケースが多いです。
もし長期間乗らないのであれば、とりあえず車の売却相場だけでも調べてみることをおすすめします。
2.車に長期間乗らない場合の保管方法とは?
車に長期間乗らない場合には、ただ放置するのはよくありません。
きちんとした保管方法があります。
最低でも以下の5つのポイントは守ることをお勧めします。
・一時抹消登録をする
車を一時抹消登録することで、自動車税を払う必要がなくなります。
またすでに支払っている分については、還付金が戻ってきます。
車に乗らないのに毎年自動車税を払うのはもったいないです。
ただ一時抹消登録をすると公道を走ることができなくなるので、再び車に乗るときには再登録の手続きが必要になります。
その際には一時抹消登録証明書が必要になるので、手続き後にもらえる証明書はきちんと保管しておきましょう。
1年以上車に乗る予定がないようならば、一時抹消登録で廃車の手続きをしておくことをお勧めします。
・バッテリーのマイナス端子を外しておく
車に長期間乗らないとバッテリーが上がってしまいます。
それを防ぐためにもバッテリーのマイナス端子を外しておくようにしましょう。
ただバッテリー自体にも寿命があるため次乗るときに必ずそのまま使えるとは限りません。
バッテリーの寿命自体が3年ほどなので、3年以上放置するのであれば、特にいじる必要はないかと思います。
・ガソリンを満タンにしておく
ガソリンタンク内のサビ付きを防ぐために、ガソリンを満タンに入れておく必要があります。
ただガソリンタンク内で長期間がガソリンを保管していると、ガソリンの材質に変化が起こりガム物質が発生します。
ガム物質が発生するとポンプや配管などが詰まる可能性があります。
厳密な期間を決めるのは難しいのですが、3年以上乗らないのであればガソリンは空にしておいた方がいいです。
・タイヤを浮かしておく
長期間車に乗らない状態が続くと、タイヤの一部の加重がかかることになります。
タイヤの一部だけがもろくなるので、次に車に乗ろうとしたらタイヤがバーストする可能性があります。
そうなるのを防ぐためにもタイヤを浮かせて保管しておくようにしましょう。
・家族や知人や友人に管理を頼む
車のメンテナンスが面倒だという場合は、家族や知人に定期的に車に乗ってもらうのもありです。
ある程度使っていれば劣化しにくいので、面倒なメンテナンスをしておく必要はなくなります。
ただ車を運転してもらうためには、自動車税や自動車保険などに加入する必要があり、余計な出費は免れません。
3.車の保管サービスを利用することで愛車の状態を保てる
車保管サービスを使うことで、車の状態を高い水準で維持できます。
細かいサービスは業者ごとに異なりますが、以下のようなことを行ってくれます。
- タイヤの空気圧調整
- いたずら防止・監視
- エンジンを動かす
- 試運転
- 洗車
ただ月額3~6万円ほどかかるので、1年以上放置するとなると36万円~72万円ほどかかります。
ちゃんと車を保管したいのであれば保管サービスを利用するのはありですが、それ相応の出費を覚悟しておく必要があります。
個人的には保管サービスを使うくらいなら、車を買い換えたほうがいいと思います。