- 車検に通すだけの費用はいくらかかるのか?
- 車検に通すだけとはどういう意味なのか?
- 車検に通すだけでも危険性はないのか?
- 車検に通すときの最低費用はいくらなのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では車検の通すだけについて詳しく説明していきます。
1.車検に通すだけとは?どんな危険性があるのか?
一般的な車検では、次回の車検まで安全に車が乗れることを目的としています。
車検に通すだけの場合は、とにかく今の段階で車検の審査をクリアすることを目的としています。
つまり、車検に通すだけの場合、値段は安いけれど安全性は保障されていないということになります。
・一般的な車検に出す場合
車検では例えば以下のような項目をクリアする必要があります。
車の外回り(外観)や車内に関する項目
- 最低地上高
- ワイパーの動作確認
- ヘッドライトの光軸点検等
- ウインカーやヘッドライトなどの球切れ、割れや損傷の確認や点灯色の確認
- ボディーの破損等
- ハンドルの状態やホーンの作動確認
- スピードメーターの点検 など
車の下回りに関する項目
- オイル漏れ
- ブーツの破れなどの足回り部品
- ボルトの締め付け・ホイールナットの点検等
- タイヤのはみ出しや残り溝の点検
- ブレーキ(前後ブレーキ・パーキングブレーキ)の点検
- マフラーの騒音、排ガスの点検 など
一般的な車検では、これらの車検にクリアするためだけの整備だけではありません。
整備士から見て安全のために交換や修理をしておいた方がいい部分のメンテナンスを行います。
例えば、車検の審査では関係のない部品でも摩耗しており将来的に故障するリスクが高い場合に、部品交換を勧めてきます。
部品交換をするので、費用は高くなりますが、安全に乗ることができるというわけです。
車検の費用の相場としては、7~10万円ほどになります。
・車検に通すだけ(格安車検)の場合
車検ではいくつかのチェック項目をクリアすることで通すことができます。
格安車検の場合、車検の審査に関係ない部分はチェックしたり整備をしたりすることはありません。
例えば、エンジンオイルやブレーキフルードの状態は車検ではチェックしません。
こういった部分については、車検の時に交換することはないでしょう。
余計なメンテナンスをすることがないので、車検の通すだけの場合や費用が安くなります。
車検に通すだけの場合の費用の相場としては、4~6万円となります。
「車検に通れば安全じゃないのか?」と思うかもしれません。
車検に通すことができれば、一定上の安全性を保つことができます。
しかし、車検で分かるのは車検をするタイミングでは安全ということだけです。
例えば、部品が摩耗していたとしても、車検の検査時にクリアすれば、通すことができます。
しかし、それから数か月の間に部品が壊れて車が動かなくなる可能性もあります。
こういったリスクを伴うのが、通すだけの車検なんです。
2.車検に通すだけと一般的な車検のどちらの方がいいのか?
車検に通すだけの場合、不安なのが車のメンテナンス状況です。
日ごろからまめにメンテナンスをしているという場合や新車で1回目の車検であれば、車検に通すだけでもトラブルは少ないと思います。
しかし、車検ぐらいしかメンテナンスをしないという場合には、車検に通すだけでは少し不安が残ります。
車が故障して交通事故を起こすなんてことになったら大変なので、多少お金を払ってでも一般的な車検を利用することをお勧めします。
一般的な車検を受けたい場合であれば
- ディーラー車検
- 整備工場での車検
で車検を受けることをお勧めします。
車検を通すだけの格安車検を受けたいのであれば、
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 格安車検の看板があるところ
などを利用するといいでしょう。