- 車検ありと車検なしの中古車どっちの購入がお得か?
- 車検整備付きの中古車の場合、車検期間は何年間?1年?2年?
- 車検の残りが長い中古車の方がお得なのか?
- 中古車を購入するとき車検の残りが少ない時に前倒しで車検を受けるのはどうなのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では中古車の車検について詳しく説明していきます。
1.車検が残っている中古車と車検なしの中古車の特徴!
車検ありと車検なしの中古車のどっちがお得か調べる前にそれぞれの特徴を説明していきます。
・車検ありの中古車の特徴
車検ありの中古車というのは、その名の通り車検が残っている中古車になります。
中古車を購入後改めて車検に通す必要がないので、契約をしたらそのまま買って帰ることができる特徴があります。
どれくらい車検が残っているかは中古車によって変わるので、購入前に一度何か月分車検が残っているのかを確認する必要があります。
・車検なしの中古車の特徴
車検なしの中古車は、車検切れの状態の中古車のことを指します。
車検が切れているので契約後に車検を行うことが前提になっている中古車になります。
なので「車検2年付き」という表示をして販売しているケースもあります。
実際には、車検が2年付いているというよりも、新しく車検に通すため2年付く形になります。
車検なしの中古車を購入する場合には、車検代がいくらかかるのかを確認しましょう。
購入代金に含まれていることもありますが、別途追加費用がかかることもあります。
・車検整備付きの中古車とは?
中古車を見ているときに「車検整備付き」の中古車を見かけることもあるかと思います。
車検整備付きの中古車は、車検が切れており販売価格の中に車検の整備料金が含まれているという意味になります。
車検整備付きの中古車なら、車検の有効期限は2年間あるので、しばらくは車検に出す必要がなくなります。
ただしあくまで含まれるのは車検の法定24か月定期点検整備の費用だけです。
自動車税や自賠責保険料などの法定費用に関しては別途請求されることになります。
中古車のトータル価格ではないので注意してください。
2.車検が残っている中古車と車検なしの中古車どっちがいいのか?
車検ありと車検なしの中古車、どちらの方がお得なのか?というのは、一概には言えません。
単純に中古車の購入費用を考えれば、車検が残っている中古車の方がお得です。
というのも、車検なしの中古車は、車を納車する前に車検に出す必要があります。
車検代は車の種類によっても変わりますが、6~10万円ほど車検費用がかかります。
そのため中古車の価格に車検代が上乗せされる形になります。
ただ中古車の購入時に車検を通すので、2年間は車検に出す必要がなく、余計な手間がかかりません。
それに対して、車検ありの中古車の場合、早めに車検に出さなければいけません。
結局車検費用がかかるので、実質的な金銭ではそれほど差はありません。
個人的に車検ありと車検なしの中古車の判断基準としては
- 手元の資金に余裕がないようであれば、車検が残っている車
- あとから車検に出すのが面倒という場合には、車検なしの車
がおすすめです。
2.車検の残りが多いほうがお得なのか?
車検の残りが多い車の方が、自賠責保険料や自動車重量税など面でお得なのではないか?と考える人も多いです。
本当に車検が多く残っている中古車の方がお得なのでしょうか?
実は、車検の残りが多いからと言って、それほどお得なわけではありません。
車検が残っている車というのは、自動車重量税や自賠責保険などの関係から仕入れの値段が高くなります。
仕入れ値が高くなる分、車検が残っている車は販売価格が高くなるというわけです。
逆に車の状態が同じという条件であるならば、車検切れの中古車の方が仕入れ値が安くなります。
その分、中古車の販売価格が安くなるというわけです。
車検の残りが多いか少ないかでは、一概にお得かどうかというのは言えません。
車検の残り期間で中古車を選ぶというのは、あまりお勧めしません。
3.車検の残りが少ない場合に前倒しで中古車の車検を受けることはできるのか?
中古車を購入するときに、車検の残りが少ない場合だと、買ってすぐに車検に出さなければいけません。
例えば、あと3か月しか車検が残っていない場合、3か月後に車検に出すのって面倒ですよね。
なので、前倒しで車検に出したいという人もいるかと思います。
中古車の購入時に前倒しで車検を受けることは可能なのでしょうか?
結論を言いますと、前倒しで中古車の車検を通すことは可能です。
中古車販売店に相談をすることで、納車前に車検に通しておいてもらうことができます。
・車検が6か月以下の場合は前倒しで車検に出すのが一般的
一般的には6か月以下しか車検が残っていない場合には、前倒しで車検に出すことが多いそうです。
車検の整備代と法定費用を支払うことで、中古車を購入するときに車検に通すことができます。
ちなみに中古車の納車目整備と車検の整備は内容が異なります。
車検の整備の方が点検項目が多いので、若干費用が高くなります。
ただ前倒しで車検に出すと、残っている分については捨てることになります。
少し損をしても大丈夫という場合に、前倒しで車検に出すことをお勧めします。