中古車を購入するとき走行距離は中古車を選ぶときの一つの指針になるかと思います。
でも、本当のところ走行距離って中古車にとってどれくらい重要なポイントか知っていますか?
そこでこの記事では中古車の走行距離について詳しく説明していきます。
1.走行距離が少ない中古車が危険な3つの理由を解説!
中古車を購入するときに走行距離が少ない中古車の方がいいと思いがちですが、実は異常に走行距離が少ない中古車を選ぶのは危険です。
その3つの理由を紹介していきます。
・長期間メンテナンスがされていない
年式に比べて走行距離があまりに短い中古車の場合、長期間メンテナンスをしていない可能性があります。
長い間放置されていた車である可能性が高いです。
車は定期的に運転をしたほうがエンジンを良い状態で保てるという特徴があります。
長期間動かさずに放置していると、エンジンのオイルが下がってしまい油膜が切れてしまうことがあります。
油膜が切れたまま車を動かすと、摩擦抵抗が大きくなりエンジンに負担がかかります。
デフやトランスミッションなども定期的に動かしたほうがいいです。
このように放置していると、車の至る所に不具合が出やすくなります。
走行距離の割に早く故障する可能性が高いためお勧めできません。
・近距離の移動にしか使われていない
もう一つのパターンとしては都会に住んでいて近距離の移動にしか使われていないパターンです。
近距離の移動にしか使われていないと、エンジンが温まる前にエンジンを切ってしまっている可能性があります。
それでは上で説明したように十分に車を動かせていないので、劣化が早まります。
毎回エンジンをつけるたびに負担がかかっている可能性があり、上記の場合よりも劣化している場合があります。
・走行メーターが偽装されている可能性がある
走行メーターの偽装は違法行為なのですが、一部の悪徳業者ではいまだに行っていると言われています。
走行距離が少ない中古車の方が高く売れるためです。
アナログメーターだったときには比較的簡単に偽装ができたのですが、デジタルメーターの場合だと偽装が難しくなっています。
ただそれでもデジタルメーターの修理を行うときに数字もいじれるので、全くないわけではありません。
走行メーターについては安心できる中古車販売店から購入するしかありません。
2.中古車を買うときの走行距離の目安は?
一般的に中古車市場では、走行距離の目安は1年で1万キロと言われています。
つまり、5年経過すれば5万キロ、10年経過すれば10万キロとなります。
なので、走行距離が少ない場合は年式が比較的新しいものとなることから、値段が高くなる傾向にあります。
上で解説したようにあまりに走行距離が少ない中古車は危険があるため、1年で1万キロの基準から大きく外れない中古車を選ぶことをおすすめします。
3.コスパ狙いで中古車を買うならおすすめの走行距離は5万キロ以上
走行距離や年式で中古車の値段が変わることから、最も狙い目となるのはどの辺りか気になる人も少なくないはずです。
新車では高すぎるし、走行距離が多いと故障の原因にもなるから、丁度良いタイミングで購入したいというのであれば、5万キロを超えたあたりの中古車を狙ってみましょう。
一般的な購入者は安全性などを重視して走行距離が少ないものを選ぶことが多いのですが、5万キロを超えるとためらいがちになります。
当然、購入者が減ると市場での需要が下がり、売るためにも中古車の価格が下降します。
6~8万キロあたりの中古車であれば、少なくとも5年は乗り続けることができます。
安全に乗れる車を安く購入したいというのであれば、5万キロ以上の自動車を探すようにしましょう。
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4.走行距離が10万キロ以上は買わないほうがいいの?買う場合の注意点は?
自動車の買い換え時期の目安が10万キロと言われるように、この走行距離は転換期となることから、中古車市場では激安と呼べるほどの価格になります。
一般的には10万キロを超えた車両は寿命と考えられるため、一気にニーズが下がり購入者も非常に少なくなるのです。
しかし、実際の寿命としては15万キロ以上となるので、少なくとも3年以上は乗り続けることができます。
車種にこだわっていたり、安いものを求めている場合なら10万キロ以上の車はおすすめと言えます。
ただし、10万キロも走った自動車では、タイミングベルトやブッシュ類といった部品が損耗していることがあり、交換のために費用がかかることもあります。
これらのメンテナンスがされていれば問題ありませんが、整備されていないものは費用がかかったり、すぐに故障してしまう可能性もあるので必ず確認しておくことが大切です。
5.走行距離10万キロ以上の車に必要なメンテナンスは?
安全に自動車を運転する際、車検を通していれば問題ないと思われがちですが、走行距離が10万キロを超えたものだと様々な問題点が見つかります。
法定で定められた点検項目だけではカバーしきれない箇所もあり、車検とは別に細かいメンテナンスが必要となります。
基本的にはタイミングベルトまたはタイミングチェーン、ゴム製の緩衝材となるブッシュ類、エンジンのオイル交換などがあげられます。
大抵は走行距離か年数を目安に交換するのが望ましいとされている部品で、特にエンジンのオイルに関しては長く乗り続けるためにも必須となっています。
これに加えて走行時にグリップを発揮するタイヤの減り具合、電装品を扱うためのバッテリーの状態も重要です。
しっかりメンテナンスしておけば、10万キロを超えて長く乗り続けることができるので、好みの車種があれば大切に扱っていきましょう。
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